
EP.7 立華有珠編 すべての瞬間は君だった。1st Anniversary Documentary -あの日の約束-
すべきみ1周年に向けたインタビュー&ドキュメンタリー・立華有珠編
【アイドルになるまで】
幼稚園のときというか、生まれて初めて持った夢がモデルさんなんですよ。多分、昔から人前に出る仕事がしたくて、自分的には。でも小学校5年生のときに人前に出る仕事は無理やと思って。 仲の良かったニコイチの子がおって、その子にある日突然SNSの裏垢で悪口を書き込まれたりとか、そういう、なんか陰湿ないじめを受けて。学校の校内とか廊下を歩くのもNGになってしまって。テストとか受けなさいって言われても行きませんでした。引きずって車まで乗せられて、車から学校の校門の前で無理やり引きずり出されて降ろされて、「行きなさい!」とか言われてたりもしたんですけど、そっから自力で家まで歩いて帰って、意地でも行かなかったです。
途中から許され始めたんですよ。言い合いをして、私は本当に行きたくないみたいな、本当に、本当に、この熱心な思いを伝え続けて、そうなんだねと。 人と対面で喋るのとか、なんかもう全部が苦手になって、一人でおるのが一番楽しかったりとか、だからSNSしか見れなかったんですね、その時期は。
【SNSしか見れなかった時期】
そのSNSをよく見てた時期にアイドルを発見したんですね。アイドルのドキュメンタリーとかもいっぱい見出して、ライブ映像とかも。それでドキュメンタリーとか見るたびに、一人の子にこういう人生があったんやなっていうのを感じて。齊藤なぎさちゃんと、本田珠由記ちゃんと、同じ名前やから、山野愛月ちゃんのやつをまず見てみようと思って、それを見たらなんか最初はめっちゃそのときの自分と同じような人見知りで、そんな感じやったけど、今になったらめちゃくちゃ、私が言うのもあれやけど、成長してるみたいな、最初の頃よりめっちゃアイドル力が上がってるみたいな、めっちゃ可愛いキラキラのアイドルになってるのがすごいなって思いました。
なんか夢がない時期があって、学校の作文とかでも、あなたは何になりたいですか、みたいなやつで周りのみんなはお医者さんとか、トリマーとか答えてるのに、自分だけなんか嘘の夢とかをツラツラツラと語ってて。夢がないのがめっちゃ嫌になって。なんか夢を持ってないのって、人生をこれから歩んでいくにあたって、夢って絶対必要ってわけではないけど、私的にはなんか必要やなって思って、
それでそこにアイドルに出会って、ちっちゃいときにプリキュアになりたいと思った感じのように、一つの人間として憧れたのがアイドルでした。 もう神のような存在っていうか、歌もダンスもこなして、普段もライブ以外でも頑張ってて、私は引きこもってたんで、そのとき、もう私なんかと比べるほどでもないような、神みたいなアイドルがステージ上におるときの、ファンの人にペンライトで囲まれてる、囲まれてなんか目がキラキラしてるときとか、あとライブ中に踊ってて髪の毛がめっちゃキラキラしたり、なんかふわってしたりとか、ありえない人間だ、みたいな、こんな風になりたいなって思い始めました。
【すべきみのオーディションへ】
初めて受けたアイドルオーディションがすべきみのオーディションと、他の東京のアイドルのオーディションを一緒に応募してて。とりあえずあの顔写真とか送って、次の審査が通ってカラオケとかで練習したりして、それで二次審査も通ったときに、最終審査でこれに受かったら自分はアイドルになれるんやって思って。でも信じられなくて。自分がこの状態にいることが信じられなかったです。
同時進行して受けてたオーディションが、どっちも同じ日付で最終審査の合宿があって、どちらかを選ばないといけないってなったんですけど、本当は最初はすべきみを辞退しようとしてたんですね。そしたらなんか、一回事務所に来てくださいと言われ、お話を聞いて、お母さんと、関西やし通えるからこっちにしといたらっていう話になって、こっちに来ました。
オーディション会場に入ったときに人間ってこんなにおるんやと思って、人と全然関わってこへんかったから、こんなにアイドルになりたいと思ってる女の子がおることにびっくりして、ダンスもやってこなかったし、歌もやってこなかったから、周りにめっちゃできてる子がおって、ほんまにできるんかなって、大丈夫かなって思ってたけど、仲良くしてくれる友達とかができて、その友達と一緒に鏡の前で2時間ぐらいずっと練習したり、正直ここで終わっても一生の思い出になるなってくらいめっちゃ楽しくて。お昼ご飯とか夜ご飯とかも、みんなでこう囲って食べたりして、今まで味わえなかった青春が今ここで初めて味わえて 、めっちゃ楽しかったです。
次が審査の発表、これで決まるぞみたいな感じのときやのに、全然もう自信がつかないから 自分に。だからどうしようと思って、一旦休憩ですよっていうタイミングのときになんか泣いてしまって、で、トイレに逃げ込んで、こう塞ぎ込んでたら、オーディションできた仲間たちが大丈夫かって言ってくれて。
自分の名前が呼ばれたときは、びっくりしたんですけど、世界がなんかすごい自分の空想の世界みたいに感じて、よくわからなかったです。 菜々さんが、お菓子を持ってきてくれて、パイの実とかクッキーとか「みんな食べぇ〜 」って言ってくれて、なんかみんなまだ初対面やから、いいですかみたいな、開けちゃっていいですか、みたいな。初めて対面して、これからの第二の人生はこの子たちと進んでいくんだなっていうのが頭に残りました。
【すべきみになって】
初めてのレコーディングとか、初めての振り入れとか、全部初めてのことだらけやから何も分からなくて、周りのみんなは結構ダンス経験者とか、経験者が多くて、自分だけ全然踊られへんとか、劣等感で何度か泣いてしまいました。もうしんどいという時期はありましたけど、でもやっぱり、やっと掴んだ夢ですし、簡単にやめれるわけじゃないので。
(初ステージでは)まず入ってきたときに、なんかいっぱい人がいて、おおってなって、でもなんかいっぱい人がいるから感動して泣くっていうより、やっぱりそのやっと立てたステージで、見たかった光景だから、もう気持ちが入って、エネルギッシュ、アドレナリンになりました。 アイドルになったけど自分は神様だと思わなくて、でもアイドルになったけど自分の好きなアイドルはめっちゃ神様に見える。だから自分がその憧れのアイドルに憧れてたように次は憧れられるようになりたいなって。 【
【あの日の約束】
おみづきって本当に本気で言ってたんですか? おみづきがネタで大阪城ホールに行くぞ みたいに言ってたやつが、すごい大事になってしまっていて、これは行かなければいけないなって。大阪城ホールってめちゃくちゃ大きくて、ほんまに信じられないくらい大きいと思うんですけど、まずは目の前にある目標のゴリラホールをみんなで頑張って、すべきみを好きな人でいっぱい埋めたいです。私が昔アイドルにもらった希望や夢を次は私が伝えれるようなアイドルになりたいです。