
EP.4 来栖みう編 すべての瞬間は君だった。1st Anniversary Documentary -あの日の約束-
すべきみ1周年に向けたインタビュー&ドキュメンタリー・来栖みう編
【ご当地アイドル時代】
小学生の頃からミュージカルをやってて人前に立って表現するのがめっちゃ好きだったんですけど、そのときに友達に誘われて、私立恵比寿中学さんっていうアイドルのライブを見に行って。後ろの方まで楽しませてて、めっちゃ素敵だなと思って、アイドルになりたいと思いました。そこからも=LOVEさんとか、いろんなアイドルさんをライブ映像で見てて。鹿児島にはなかなかライブしに来ないから、基本ライブ映像で見てました。
初めてのアイドルは、アイドルになりたくてオーディションを受けてとかじゃなくて、ミュージカルから派生して成り行きでなりました。ミュージカルの中に、舞台の役でアイドルグループっていう役が作られて、それが続いて派生してアイドルグループにもなっていた感じです。小五から6年間ぐらいやってました。
ご当地だから、曲とかダンスとか衣装とかステージとかも、憧れてたアイドルとは違ったけど、でも地域の人たちにたくさん会えて、結構年齢層高い方とかにも可愛いね、みたいな、めっちゃ言ってもらえて、それはそれでやっぱり楽しかったです。
受験とかもあって、大学で関西に来るタイミングでやめました。最後は二人組でやってて、この年までって二人で決めてて、解散ライブをしてっていう感じだったので、めっちゃやり切って終わりました。その時は一回、アイドルはもう諦めてて普通に大学生活で関西に来ました。居酒屋でバイトしたり、焼肉屋さんでバイトしたり、結構普通の大学生をやってました。
鹿児島でライブに行けなかった分、関西に来ていっぱい行きたいと思って、それで好きなアイドルも、もっと増えました。自分が小学生の頃とかって、周りの小学校の中学校とかの同級生たちって、アイドルをちょっと馬鹿にする人たちが多かったけど、大人になって大学生とかになるとアイドル好きな友達とかもいっぱい増えて、アイドルに会いに行ってました。
【もう一度、アイドルへ】
大学生になってから鹿児島に帰ったときに、その前やってたアイドルグループのOGでライブとかもやったりして、そのときに二年ぶりとかなのに、いっぱい会いに来てくれる人とかもいたりして、応援してくれてる人がいるんだなと思って、それが嬉しくてまたやりたいって思ったし、関西でアイドルのライブを改めて生で見て、キラキラ輝いてるアイドルになりたいなと思って。
アイドルのオーディションを探してるときにインスタのストーリーでオーディションが流れてきて。見たら私のめっちゃ好きな作曲家の塚田(耕平)さんが、このグループのデビュー曲を作るって書いてあって、それでもう私は絶対ここでアイドルやりたいって思って応募しました。
アイドルのオーディションを受けるのは初めてだったから、鹿児島の時は成り行きでだったから、めっちゃ緊張して、めっちゃ手が震えました。オーディションの前に音源が送られてきて、塚田さんの曲だと思いながら曲を聞いて、イントロから盛り上がる夏っていう感じの青春の曲で、この曲を自分のものにしたいなって思いました。
(合格発表の)待ち時間が予定より思ってたより長引いてて、延びれば延びるほど緊張感が増してきて、ずっとドキドキしてました。自分の名前が呼ばれたときも、正直実感全然湧いてなくて、何もわかんないままただただ涙が出てきました。
受かった報告は空き時間にラインですぐ送りました。家族のグループラインに送ったので「おめでとう」「これから頑張ってね」って両親両方から言われました。今でもめっちゃ応援してくれてます。今までは憧れてただけだったけど、もっと上に行きたいっていう思いも強くなったし、覚悟ができました。
【すべきみになって】
プレデビューで初めてZepp Nanbaに立って。その前から毎日SHOWROOMとかやってたから、それで応援してくれてた人とかが、たくさん初めてのステージに会いに来てくれて、ボードとかも作ってくれたりして、アイドルになれたんだなって心から思いました。
活動の忙しさは結構大変だなって思いました。鹿児島の時は習い事の一環みたいな感じだったし、仕事としてではなかったので。忙しいし厳しい部分はたくさんあって、MCとか、ダンスとか歌とか、もともとやってたのもあって、割とできる方だったんですけど。 お姉さん枠みたいな感じで自分が引っ張らなきゃなって思ってすごいプレッシャーも感じていて。
何でもできるって結構思ってもらえるんですけど、でも自信全然ないし、周りがどんどん成長していく中で自分が成長できてないなって思ったり、人気が思うように行かなかったり、そういう辛さはありました。 もともとできてた方だからそれが当たり前みたいな感じで、周りはどんどんできていって褒めてもらって、あっ、いいじゃん、みたいに言われるけど、私はそんなに褒めてもらったこととかもなかったから。
常に全力でやりたいことはやろうとは思っていて、私が好きなアイドルってキラキラしてて、その憧れてるものに少しでも近づきたいって思って頑張ってきてたから、私もすべきみの顔としての役割も担っていきたいし、パフォーマンスとしてすべきみを評価する時にもっと引っ張っていきたいなと思ってます。
【あの日の約束】
最初に大阪城ホールという言葉が出たときは、おみづきがノリで大阪城ホールに行きますって言って、そのときは大阪城ホールがどのくらい大きいかも分からないぐらい関西のことにも詳しくなかったので、よくわからなかったのだけど、自分がアイドルやってステージに立つ側になったら、なんか大きすぎて、冗談だと思って。 だけど、いつの間にかそれがもう本当に目標になって、メンバーみんなも大阪城ホール目指してるし、大人のスタッフさんたちも大阪城ホールに向かって考えてくれてるし、今は大阪城ホールに絶対立ちたいって思ってます。